前から気になっていて導入してみました。
コムテックのZDR-038 前後録画のドラレコ付きインナーミラーです。
取付けアームは↓の記事でまとめています。
取り付け編
トヨタの170系シエンタに取付けました。
配線
配線は詳しく書かれている方がいたので、その記事を参照。
助手席側のドアの上をぐるっと回してリアカメラと接続しました。
そんなに難しくはなかったです。1時間くらいの作業です。
ミラーの取付け
通常はゴムバンドで純正のミラーに固定するようです。
この方式だと重みでミラーが少しずつ垂れてきて使い勝手が最悪です。
なので、ゴムバンド方式をやめて別の方法で固します。
ミラーアダプタ Maxwin MDR-OP2
MaxwinからMDR-OP2というミラーの取付けベースが販売されています。
コムテックの互換性はどこにも記載はないのですが、Amazonレビューで付くとのことでしたので買ってみました。
MDR-OP2とMR-KIT02
KIT02の方はいらないのですが、セット販売らしく高いお金出して買いました。4000円です。使わないのに。。。
MDR-OP2の詳細です。
中心付近の4箇所に埋め込みのナットがあり、ここにアームを固定します。
4隅に穴が空いており、この穴でインナーミラーを固定します。
この穴の空いた出っ張り部分がポイントで、デジタルインナーミラーにピタッとハマります。
ミラー側のゴムパッドを外すとネジが出てくるので、これを取り外します(4箇所)
ゴムパッドを外した部分に、ミラーベースの突起部分をはめ込むとピタッとキマります。
ミラーに最初から付いていたネジで固定します。
木ネジなので締めすぎには気をつけます。
続いてミラーベースとアームを接続しますが、アーム側の貫通穴の径が小さく、加工の公差を考慮していないのかネジが渋くて取付けができませんした。
4本のネジを均等に締めながら公差の隙をついてなんとか固定できないかと調整しますが、ネジに嫌な感触があり中断しました。
ネジを一度外してみると先端のネジ山が傷んでいます。
ベースとアームの穴位置があっていない?アーム側の穴を拡張するか?といろいろ考えましたが、ネジが長すぎて底づきしているようです↓
Maxwinのセット販売のベースとアームのネジなので、まさかそんなことはないだろうと思いましたが、やはり底づきしてしっかりと固定ができない状態でした。
一度、潰れたネジを修復するためにダイスでネジ山を直します。
写真はないのですが、底づき対策でワッシャを一枚追加して嵩上げしたところ、かっちり固定ができたのでこのまま使うことにします。
正直なところMaxwin製は今後買わないですね。設計が怪しいです。。。
ゴムバンド固定からアーム固定へ変更しました。
振動と垂れ下がりは、完璧ではないですがかなり軽減されたので満足しています。
純正ミラーと比べると振動がわずかにあり、ミラーが揺れることがありますが、許容範囲までは改善しています。
使ってみた感想
◎画像キレイ、オールインワンパッケージで良心的
ドラレコ、ミラー本体はよくできています
画像もキレイだし、前後録画がここまで簡単にできるようになったことは感動ですね!
カメラも年々進化していますが、そろそろ成熟されてきてハードウェアの進化も緩やかになりそうです。要するに買い時感があります。
◎ドラレコとしてはあり
ドラレコの機能としては十分だと思います、数年前のコムテックのドラレコと比較して画質がきれいになっています。
鮮明に映るのでなにかあったときの、証拠としての有効性がありがります。暗視感がありますね。
◎後方の視野が広い
ドラレコ視点の広角カメラで撮影した映像をミラーに内蔵されたモニターで見ることができます。
通常のミラーより視野が広く、荷物を積んでいたり、夜間でも比較的明るく見えるため後方の情報量が踏めるメリットがあります。
特に駐車時の後方確認は今まで見えなかったエリアも確認することができるようになり、この点はかなり満足しています。
△振動でずれる、ゴムバンドはダメ
取付け解説でも書きましたが、ゴムバンドは振動がすごいです。
取り付けの方法と、純正ミラー+デジタルミラーの重量を純正のアームで支えるため、おそらくですが設計値を超えていると思われます。
使えないことはないですが、ミラーを見るたびに角度の調整をする必要があり、安全的にも良くないのでゴムバンドの固定方式はやめたほうが良いと思います。
ミラーそのもの、ドラレコそのものは良いのですが、固定方式に難アリです。改善希望のポイントですね。
✕オプションが高額、品質に難あり
コムテックではなく、Maxwinのオプション MDR-OP2とMR-KIT05ですが高額な割に品質が悪いです。
ネジの底づきや不要なオプションを買わなければならない、などなど
なんとかならないですかね。。。
△焦点合わせに時間がかかる
純正のミラーだと、ミラーを覗き込んだ瞬間に焦点が合うのですが、デジタルミラーではピントが合うまでにわずかに時間がかかります。
事前情報では知っていたのですが、実際使っているといまいち使い勝手が良くなく、このあたりは好みの分かれる部分と思います。私はあまり好きではないことが分かったので、通常時は映像を映すさない普通のミラーモードで使っています。
△情報量が多く煩わしい
視野が広いことはメリットであり、デメリットでもありました。
たくさん見えるということはそれだけ情報量が多く、大画面のモニターにたくさんの情報がちらちら流れていくと煩わしさを感じてしまいました。
必要なときに後方確認ができればよいので、私の用途・好みでは走行中に大画面モニターに後方の情報を表示する必要はないと、使ってみて感じました。
焦点合わせの件もありますが、普段はモニター画面は映さず、普通のミラーモードで使っています
△サンバイザーと干渉
大きいが正義、とはならなかったようです。
バイザーとミラーが干渉してしまいます。
当たり前ですが、純正はよく考えて作られていますね。
コムテックからミラーのサイズが小さいZDR-048が新たに発売されましたので、小さめの車の場合はこちらの方が収まりが良さそうです。(小さくて軽い分、振動にも強いかもしれません。)
まとめ
デジタルミラーは人におすすめするかは微妙ですね。
私の場合だと後進時の後方確認だけできれば良いので、こんなに大きな映像で見れるミラーはいらなかったかも。
普段は非表示モードで使って、バックするときだけ後方確認で画面に触れて表示させています。
広角カメラなので純正のバックミラーだけでは見えない死角も確認することができ、安心感があります。
焦点合わせが不自然すぎて、慣れの問題もあるかもしれないが、まだまだ実用的ではないかなと
ディーラーオプションで新車取付できるみたいですが、メーカーオプションになってから(メーカーが認めてから)が本格的な使い時だと思います。
ちょっとだけ使ってみたくて取付けましたが、良いところ悪いところ色々分かったので満足しています。
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