プリンターヘッドの分解洗浄 EPSON PX-K150

ガジェット

5年以上使っているエプソンのモノクロプリンターがついに印刷できなくなったため、自分で修理をしてみました。

不具合の症状としてはヘッドのクリーニング機能を実行しても印刷できない(インクでない)状態です。

分解修理のクリーニング方法は、ネットで調べると大きく分けて2種類紹介されている。
①薬液を使ってプリンターヘッド内部のつまりを溶かして洗浄する方法
②注射器を使い加圧しながらヘッド内部をキレイにする方法。

まず1つ目の方法は専用の薬品や注射器を購入する必要があり時間とお金が掛かるため却下。2つ目の加圧洗浄は手持ちの注射器と適当なチューブで対応できそうなのでこちらで挑戦してみることにする。

プリンタの分解法法はYouTubeを参考されたし。
PX-K150の類似機種の分解でだいたい同じです。肝心な部分がお兄さんの頭に隠れてしまい見えないのが残念ポイント、

自分で修理してダメだったら買い換えるかーぐらいの軽い気持ちで分解していきます。

まずはじめにインクカートリッジを外し周辺のパーツやケーブを取り外す。
フラットケーブルが3本接続されていて、このうち手前側の2本を取り外す。

一番奥の外しにくいケーブルはは絶対に外さないこと。

ヘッドの洗浄では外す必要が無い上に、一度外すとめ込むの非常に苦労することになる。
このケーブルを間違えて外してしまいかなりの部品をばらしてなんとか復旧に至った。構造が分からなかったので2時間近くこの部分で格闘して大きなタイムロスとなった。
皆さんはご注意ください。

フラットケーブルの次は縦に刺さっているこいつを外します。
両脇に爪がついているのマイナスドライバーで押すとスッと抜けます。
たぶんこの部品はインク残量などを読み取る基盤と思われる。右側の端子ぽい部品とインクタンク側の基盤が接続される。

写真だとプリンタヘッドが外れています。(必死だったので途中写真撮り忘れ・・・)
真ん中の空洞部分に今回の主役のプリンタヘッドが鎮座していました。

分解したパーツたち、左から
・インクタンク
・配線カバー
・インクタンク用基盤
・プリンタヘッド

プリンタヘッドはネジ3本で固定されています。

外したプリンタヘッドのアップ

これが問題のプリンタヘッド。めっちゃ汚れてる。
テカテカの金属部品に無数の微細な穴が空いている。そこからインクをピュッと飛ばすことで印刷を行う仕掛けとなっている。
よく聞くインクジェットってやつですね。

とりあえず拭いてみたらきれいになった

実はヘッド周辺の汚れは印刷ができないこととは関係ない。
直接の原因は微細な穴をインクが塞いでしまっていることにある。長期間プリンタを使用しないと穴の中でインクが固まってしまいインクが出なくなってしまうようだ。

その穴の詰まりを注射器で圧を掛けて貫通させるのが今回の修理のゴールとなる。

手持ちの6mLのマイクロシリンジ。
小さすぎて力不足感が半端ない。

プリンタヘッドにはインクタンクと接続するニップルが飛び出しているので、そこにチューブをつないで注射器で加圧する。
温かいほうが良さそうので40℃のぬるま湯でトライ。

1回目の加圧はヘッドの周辺から黒い液体が滲み出てきたところで水切れに

注射器に水を補給して2回目の加圧でヘッドの穴からシャワー状に水が吹き出す。
プリンタヘッドのつまりが解消されたようだ!

何度か加圧を繰り返しすべての穴から水が吹き出しているのを確認して終了。

結構な量のインクが詰まっていたようだ

写真では全くわからないが微細な穴がたくさん空いているらしい。
とりあえず詰まりは解消されたので、組み立てて印刷チェックをして無事に修理が完了した。

最初の方で書いたが余計なコネクタを外してしまったがために2時間くらい追加で分解組み立てをしていた。一番奥のコネクタを取り付けるためにはかなりのパーツを外さなければならず、あれこれ考えながら悪戦苦闘してやっとコネクタを接続した。

大変だったがプリンタの構造を知ることができたので楽しい時間でもあった。

【おまけ】

プリンタヘッド未使用時のクリーニング台。
この台に戻るときに青矢印の部分がゴムのスクレーパーのようになっていて、プリンタヘッドの汚れを掻き落とす構造になっていた。
スクレーパーの周辺にインクが大量に付着して固まっていたのでそれらもキレイに清掃した。

スクレーパーの中心にあるのがインクの吸収スポンジだと思われる。ヘッド表面に残ったインクをスポンジが吸い取りヘッドの目詰まりを防いでいるのかな?この部品の周辺に色々な機構が組み込まれていて分解中にいじくり回して感心していた。

他の人が設計した機械を分解しながら、設計の意図をあれこれ考察するのはなかなか楽しい。プリンタの分解は機械いじりが好きな人にぜひオススメしたい作業の1つだと今回の修理を通して感じた。

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