10年振りに3Dプリンタを購入しました。Amazonセールに乗せられて特に必要ではないのですが面白そうなので買ってみました。
10年前はXYZ printing のダヴィンチとか言うモデルを5万くらいで購入。狭い社宅住まいで使わなくなりいつの間にか売却していました。当時は3Dプリンタが一般に出てきて間もなく、3Dモデルがダウンロード出来るサイトは少なかったように思います。
その頃からAutodeskのFusion360を使っており、久しぶりにログインしたら昔設計したモデル達が出てきました。懐かしい!意外とたくさんのモデルを描いていたみたいです。一応、メカ屋なのでCAD操作は得意です。
Banbu Lab A1 mini
価格
セールで3.2万円と購入しやすい価格でした。昔買ったXYZは5万前後でフルカバータイプの大きなプリンタだって記憶があります。
個人的には使いやすくて品質も良く、妥当な価格感です。
セットアップ
各軸が動くので梱包は厳重です。緩衝材や固定を外して電源を入れると自動でセットアップが始まります。
振動やモータの特性を設置環境で個別に調整してくれるようで、ユーザー側で細かいチューニングは不要です。自動化素晴らしい!
Y軸のグリスが輸送時に垂れないように少なめの塗布とのことで、ここだけはユーザー側で最初にグリスアップを行います。本体のQRコードを読み込み動画で手順の確認ができるので簡単です。
全体的に簡単で分かりやすく、初めての1台にもおすすめです。
印刷方法
セットアップが終わって早速印刷をしてみたい訳ですが、本体にテスト用の印刷データが入っており、まずはこれから試します。
お試し用のフィラメントは白色でテストするとほとんど無くなってしまうので、好きな色を買っておいた方がすぐに遊べます。
- 本体データで印刷
- アプリから印刷Bambu handyというアプリをスマホにインストールしてアカウント登録、本体登録を行います。アプリから好きなモデルを選んで、造形準備→設定→印刷開始でプリントがスタートします。
- PCから印刷 PC版のBambu labアプリもあります。こちらの方が細かい設定ができるため、自分でCAD使って設計する方や複数のモデルをワンプレートにまとめて印刷したい方はPC版からの操作が必要です。サポートの設定とかいろいろありますが、ここでは割愛。
印刷速度
10年前との比較ですが、速いと思います。動きが見るからに速く、制御やハードの進化を感じます。
遊びで使う分には満足です。
品質
綺麗に積層されて3万円でこれなら満足です。
プリント中にノズルやフィラメントの安定排出のためゴミが出ます。そのゴミを受けるゴミ箱を印刷してみました。先人達のデータがBambu handyなどで簡単に見つかるため、そこから好きな形状を選びます。
中空構造だとサポート材が必要になり、印刷後にサポート材を除去する作業が必要です。
多色印刷
購入してから気付いたのですが、Bambu lab A1 mini単体では多色印刷ができません。マルチカラーでプリントしたい場合はAMSなるユニットの購入が必要です。確かにAmazonで買うときに値段が高いAMSとのセットがあったので、そういうことかと後から理解しました。
マルチカラーのクオリティも高いようです、追加で購入を検討しています。子供のおもちゃを作ったりするときも単色だと味気ないので、マルチカラーがどうしても欲しくなります。
フィラメントの乾燥
10年前買ったときには知らなかったのですが、フィラメントの樹脂は吸湿性が高く、吸湿した状態で印刷すると糸引きが発生するとか。あとフィラメントが折れやすくなるようです。
その対策品としてフィラメントドライヤーなる乾燥させる箱が売られており、本体以上に周辺機器の方が金が掛かりそうです。
まさにプリンター商法ですね(笑えない…
数千円すると専用の箱は買うつもりが無く、タッパーとシリカゲルで先人達の真似をして自作をする予定です。
最後に
久しぶりにの3Dプリンタですが、楽しいですね。毎晩仕事から帰ると何かしら印刷しています。
子供も興味を持って見ているので、自分の趣味、子供の遊び用と使い倒していきます。
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